鳴り方のバランスが悪いときの留意点

まず、基準となる音を決めること。適当な音色としては

曲中ずっと演奏している
音量がわりと一定である
定位(パンポット)が中央である

以上を含む音色としては大抵ベースが適切ですが、オーケストラなどではヴァイオリンからコントラバスまでの弦楽器を一つの楽器として捉えて調整すると良いです。
次に、基準に決めた音色と、他1つの音色のみ鳴らします。ドラムがある場合はベースとドラムのみ鳴らすことによって、低域、高域のバランスを取ります。後は、一つずつ音色を増やしていきます。
最後に、音色を全て鳴らした際、バランスが悪いと感じた場合、基準となる音以外の音色をいくつかミュートにして鳴らしてみると、どのパートに違和感があるのか分かります。音量を上げ下げする際は必ず、基準となる音色の音量との比率に注意します。音量差などがいまいち分かりにくい場合は、音色をソロで鳴らしてみてスペクトラムアナライザで見てみるというのも手です。
音色自体の関係で違和感を起こす場合もあるので、上記を実践してももちろん全てうまくいくわけではありませんが、少なくとも「詰め込みすぎ」や「無茶苦茶なバランス崩壊」は食い止めることが出来ます。
参考:Section-7 Mixdown

GM128音色の推奨音域について

GM128音色の推奨音域と説明でまとまったものが無かったので、GM2の仕様書やYAMAHA MU1000の説明書から引用してまとめています。

PC#
音色名称
推奨音域
ノートナンバー
ボイス説明

1(00H)
Acoustic Grand Piano
A0-C8
21-108
グランドピアノ

2(01H)
Bright Acoustic Piano
A0-C8
21-108
明るく歯切れのよいグランドピアノ

3(02H)
Electric Grand Piano
A0-C8
21-108
エレクトリック グランドピアノ

4(03H)
Honky-tonk Piano
A0-C8
21-108
ラグタイム系ピアノ

5(04H)
Electric Piano1
E1-G7
28-103
エレクトリックピアノ

6(05H)
Electric Piano 2
E1-G7
28-103
金属的な響きのエレクトリックピアノ

7(06H)
Harpsichord
F2-F6
41-89
ハープシコード

8(07H)
Clavi
C2-C7
36-96
クラビネット

9(08H)
Celesta
C4-C8
60-108
チェレスタ

10(09H)
Glockenspiel
C5-C8
72-108
グロッケン(鉄琴)

11(0AH)
Music Box
C4-C6
60-84
オルゴール

12(0BH)
Vibraphone
F3-F6
53-89
ビブラフォン(共鳴筒のついた鉄琴)

13(0CH)
Marimba
C3-C6
48-84
マリンバ(共鳴筒のついた木琴)

14(0DH)
Xylophone
F4-C7
65-96
シロフォン(木琴)

15(0EH)
Tubular Bells
C4-F5
60-77
「のど自慢」のベル

16(0FH)
Dulcimer
C4-C6
60-84
ダルシマー(打弦型の楽器)

17(10H)
Drawbar Organ
C2-C7
36-96
ドローバーオルガン

18(11H)
Percussive Organ
C2-C7
36-96
アタックの強い電子オルガン

19(12H)
Rock Organ
C2-C7
36-96
ロック系オルガン

20(13H)
Church Organ
A0-C8
21-108
パイプオルガン

21(14H)
Reed Organ
C2-C7
36-96
明るく軽い音色のオルガン

22(15H)
Accordion
F3-F6
53-89
アコーディオン

23(16H)
Harmonica
C4-C6
60-84
ハーモニカ

24(17H)
Tango Accordion
F3-F6
53-89
タンゴ・アコーディオン

25(18H)
Acoustic Guitar (nylon)
E2-C6
40-84
クラシックギター

26(19H)
Acoustic Guitar (steel)
E2-C6
40-84
フォーク・ギター

27(1AH)
Electric Guitar(jazz)
E2-D6
40-86
エレキギター(ジャズ)

28(1BH)
Electric Guitar (clean)
E2-D6
40-86
エレキギター (クリーン)

29(1CH)
Electric Guitar (muted)
E2-D6
40-86
ミュート・ギター

30(1DH)
Overdriven Guitar
E2-D6
40-86
オーバードライブ・ギター

31(1EH)
Distortion Guitar
E2-D6
40-86
ディストーション・ギター

32(1FH)
Guitar Harmonics
E2-D6
40-86
ギターハーモニクス

33(20H)
Acoustic Bass
E1-G3
28-55
ウッドベース

34(21H)
Electric Bass(finger)
E1-G3
28-55
エレキベース(指弾き)

35(22H)
Electric Bass(pick)
E1-G3
28-55
エレキベース(ピック弾き)

36(23H)
Fretless Bass
E1-G3
28-55
フレットレスベース

37(24H)
Slap Bass 1
E1-G3
28-55
チョッパーベース

38(25H)
Slap Bass 2
E1-G3
28-55
アタックの弱いチョッパーベース

39(26H)
Synth Bass 1
E1-G3
28-55
スイープ感のあるシンセベース

40(27H)
Synth Bass 2
E1-G3
28-55
シンセベース

41(28H)
Violin
G3-C7
55-96
バイオリン

42(29H)
Viola
C3-C6
48-84
ビオラ

43(2AH)
Cello
C2-C5
36-72
チェロ

44(2BH)
Contrabass
E1-G3
28-55
コントラバス

45(2CH)
Tremolo Strings
E1-C7
28-96
トレモロ奏法のストリングス

46(2DH)
Pizzicato Strings
E1-C7
28-96
ピッツィカート奏法のストリングス

47(2EH)
Orchestral Harp
B0-G7
23-103
ハープ

48(2FH)
Timpani
C2-A3
36-57
ティンパニ

49(30H)
String Ensembles 1
E1-C7
28-96
ストリングス

50(31H)
String Ensembles 2
E1-C7
28-96
アタックの緩やかなストリングス

51(32H)
SynthStrings 1
C2-C7
36-96
シンセストリングス

52(33H)
SynthStrings 2
C2-C7
36-96
アタックの緩やかなシンセストリングス

53(34H)
Choir Aahs
C3-G5
48-79
コーラス「アー」

54(35H)
Voice […]

GM2未対応音源への互換性に対する注意

SC-88ProやMU100などGM2に対応していない(そもそもGM2が無かった時代のもの)はコントロールチェンジ(CC#)71-78が定義されていないので、同じパラメータが音源に存在しますが、動作しない恐れがあります。
下位互換を考慮する場合は、エクスクルーシブかNRPNで送信するのが良いと思います。

cc#71:フィルター・レゾナンス(Timbre/HarmonicIntensity/HarmonicContent/Resonance)
cc#72:リリース・タイム(Release Time)
cc#73:アタック・タイム(Attack Time)
cc#74:ブライトネス(Brightness)
cc#75:ディケイ・タイム(Decay Time)
cc#76:ビブラート・レイト(Vibrato Rate)
cc#77:ビブラート・デプス(Vibrato Depth)
cc#78:ビブラート・デレイ(Vibrato Delay)

機種
CC#71
CC#74
CC#73
CC#75
CC#72
CC#76
CC#77
CC#78

MU100



×

×
×
×

MU1000







SC-88Pro
×
×
×
×
×
×
×
×

SC-8850







ピッチ変化を含む旋律の採譜と入力のポイント

到達音、開始音のどちらかは確実に採譜する
リニアに伸びているか対数に伸びているかなど、特徴を把握する
出来るだけ調性外の音を、開始音、到達音にしない
開始音、到達音は少し長めに
場合によっては軽くフェードアウトさせるのも効果的

ピッチベンドの幅(Pitch Bend Sensitivity)を16に設定しておくと、半音のピッチベンドが「8192/16=512」となり割り切れるため計算しやすいのでオススメです。 Cherryのコントロールウィンドウで直接描く場合は、縦幅1あたりピッチベンド128と覚えておくと描き易いです。
また、Cherryの曲線/直線のインターバルはデフォルトでは48であり、目が粗く違和感を感じるため20程度に設定します。それ以上細かくすると演奏がモタる可能性があります。

ピッチベンドの幅
計算式
半音あたりのピッチベンド量

24
8192/24
341.3333….

16
8192/16
512

8
8192/8
1024